バリ島の出稼ぎ労働者に一番人気のクルーズ船の仕事とは?
- Yutaka Tokunaga
- Jan 12
- 6 min read
インドネシア・バリ島では、近年地元の観光・接客業以外にも、「クルーズ船で働く」という選択肢が人気を集めています。普段の給与の数倍を稼げるチャンスや、海外での生活経験を積める仕事として、多くの若者や出稼ぎ希望者が注目しています。実際、バリ島の人々自身が「クルーズ船で働きたい」と話すケースもあるほどです。
この記事では、バリ島から出稼ぎに行く人が多いクルーズ船の仕事について、仕事内容や魅力、求人状況、注意点までを体系的に紹介します。
海を舞台にする仕事とは
クルーズ船での仕事は、単に「船に乗る仕事」というだけではありません。実際には、接客・料理・清掃・エンターテインメントなど、多岐にわたる職種があり、それぞれに求められるスキルや待遇が異なります。
クルーズ船業界の特徴
クルーズ船は大型のホテルのようなもので、乗客は旅行を楽しみにやってきます。クルーズ会社は乗客が快適に過ごせるよう、各種スタッフを世界中から集めているのが現状です。インドネシア人も多く採用されている理由として、サービス業の経験を積んだ人材が豊富なこと、英語などの語学力を活かせることが挙げられます。
人気の職種と仕事内容
クルーズ船で人気のある仕事には、以下のようなものがあります。いずれも船上の「ホテルスタッフ」と考えるとイメージがつきやすいです。
客室清掃スタッフ(Cabin Steward)
乗客が滞在する客室の清掃・ベッドメイク・アメニティ補充などを担当します。清潔さと手際の良さが求められ、比較的未経験でもチャレンジできるポジションです。
接客・レストランスタッフ(Waiter / Waitress)
レストランでの接客全般。食事の提供や飲み物のオーダー、乗客とのコミュニケーションが主体で、接客スキルと英語力が評価されます。求人ではこの職種が多く出ています。
バー・サービススタッフ(Bar / Beverage Staff)
船内のバーやラウンジでカクテルやドリンクを提供する役割。英語や他言語対応が求められることがあります。
エンターテインメントスタッフ
ショーやゲーム、イベント運営などを担当。パフォーマーとしてダンスや歌、MCの経験がある人も活躍できます。
料理部門(Chef / Cook)
船上の厨房で調理を担当。経験者向けですが、調理技術を活かせる職種です。求人情報でも料理系の募集が多数あります。
どうやって仕事を見つけるのか
バリ島やインドネシアからクルーズ船の仕事に応募する場合は、主に以下の方法があります。
1. 採用エージェントを利用する
インドネシアには複数の採用エージェントがあり、世界中のクルーズ会社と提携して求人を案内しています。代表的なのは、バリを拠点とする会社などです。
MSC Cruises などの公式採用パートナーとして求人を扱うエージェントもあります。
その他、Royal Caribbean など大手ブランドの採用支援も行われています。
エージェントを通せば、応募書類の手続き、必要書類の準備、面接の段取りなどをサポートしてもらえます。
2. オンライン求人サイトで探す
インドネシアの求人サイト(Jobstreetなど)でも「cruise ship jobs」カテゴリが存在し、実際の募集案件が定期的に更新されています。
3. クルーズ会社公式サイトから直接応募
大手クルーズ会社(例: Royal Caribbean、MSC、その他)の公式サイトで船員の募集情報が出ています。これらは直接応募できるケースが多いです。
収入や待遇について
具体的な給与額は会社や職種によって異なりますが、地元インドネシアやバリ島の平均収入と比べて高い条件が提示されることが多いのが現実です。地元の観光・接客業では月収が平均数十万ルピア程度に留まることが多いのに対し、クルーズ船ではそれより高い給与オファーが出るケースもあります(求人投稿例ではインドネシア人向け乗船求人が8〜12ヶ月契約で月額$1,400程度など)。
待遇としては、基本的な宿泊・食事が船上で提供されるほか、乗船期間中は生活費の一部が節約できるメリットがあります。ただし契約期間中は陸に降りられない時期もあるため、ライフスタイルとしては独特です。
仕事のメリットとデメリット
メリット
通常の地元仕事より高収入が期待できる。
海外での生活・語学環境に身を置くことができる。
多国籍な仲間と働ける。
観光・船旅そのものを経験できる。
デメリット
長期間の船上生活が求められる。
家族や地元コミュニティと離れて生活する負担。
英語や接客対応のスキルが求められることがある。
まとめ
クルーズ船で働くバリ島出身の労働者が増えている背景には、収入面の改善だけではなく、語学・接客スキルを磨ける環境や、多国籍スタッフと働くことで得られる経験価値があります。業務内容は客室清掃やレストランサービス、エンターテインメント、調理部門など多岐にわたり、採用ルートもエージェント・オンライン求人・企業公式の三つが主流です。一方で、長期乗船による生活負担や家族と離れる時間が生じる点も理解しておく必要があります。総じて、クルーズ船勤務は出稼ぎの選択肢として現実性の高いキャリアモデルと言えます。
【本記事で使用した単語の解説】
クルーズ船大型客船を用いた観光旅行サービス。船上に宿泊施設、レストラン、娯楽設備が整う。
出稼ぎ収入改善や貯蓄を目的に地元を離れて働くこと。海外で働くケースも含まれる。
客室清掃スタッフ(Cabin Steward)乗客が滞在する客室を清掃・整備する職種。ホテルのハウスキーピング業務に近い。
ウェイター / ウェイトレス(Waiter / Waitress)レストランで飲食提供や接客を行う職種。語学力とサービススキルが求められる。
エージェント採用手続きや求人紹介を仲介する会社。海外就労で利用されることが多い。
乗船契約クルーズ船で働く期間を定めた契約。数ヶ月単位が一般的。
【FAQ】
Q1. バリ島出身者はなぜクルーズ船の仕事を選ぶのかA. 収入改善、海外生活経験、語学学習の機会、多国籍環境などが理由として挙げられます。
Q2. 未経験でもクルーズ船で働けるのかA. 接客や清掃などの一部職種は未経験でも可能ですが、語学力や接客経験があると有利です。
Q3. 採用はどのように進むのかA. エージェントを通す方法、求人サイト経由、企業公式サイトへ直接応募の三つが一般的です。
Q4. 給与はどの程度なのかA. 職種と会社により異なりますが、地元市場より高い水準が提示されることが多いです。
Q5. 長期間船から降りられないのかA. 契約内容によりますが、乗船期間は生活の大半が船上となるケースが一般的です。
Q6. 語学力は必須かA. 英語は採用と日常業務の双方で有利です。クルー同士も多国籍のため共通語として使用されます。
Q7. バリ島以外のインドネシア人も働いているのかA. ジャワ島などを含め、全国から応募者がおりインドネシア全体で人気の職種です。



